1.刀剣の付喪神
元々付喪神は妖怪であり、本来刀剣の付喪神も妖怪。人間が『刀剣の付喪神は戦神』と祀ったことによって『神の末席に連なる者』となった。あくまでも人間の信仰が『刀剣の付喪神は神』とした。なお、協力を約していない刀剣の付喪神は『神』ではない。ちなみに刀剣男士の本御霊は全て『護歴神社』に祀られている(=祀られていない刀剣の付喪神は妖怪という認識)。
飽くまでも神であるのは本御霊であり、刀剣男士そのものは神ではない。本霊の力の一部(刀剣としての戦闘能力)と性質(性格)・記憶を持っているだけであって、神としての力は持っていない。でなければ人間が肉体を与えることも出来ないし、性格や性質に霊力による影響が出るはずもない。
しかしながら、刀剣男士の本霊が神として祀られてから100年以上が経過していることもあり、刀剣男士の本霊が付喪神(妖怪)だったことを認識していない人間も増えていることから、本霊の一部分が顕著に表れることのある分霊・刀剣男士の中には自分が神だと勘違いしている者もいる。
2.刀剣男士化(政府との契約)
刀剣の付喪神(便宜上本御霊と呼ばれる)と政府の契約によって『刀剣男士』となる。神格を持つ神である本御霊とは違って、刀剣男士は神格を持たず、飽くまでも本御霊の力の一部と性格・記憶をコピーされた眷属といった扱いでしかない。人間によって肉体を与えられているのもその証拠。契約によって縛ることが可能なことから、神よりも数ランク下の存在であり、どちらかと言えば妖寄りでもある。
審神者となるのに必要な霊力の基準を引き下げた結果、世界観Aの基準での契約や顕現は難しくなり、刀剣男士の能力が低下。但し、戦闘能力を低下させることは出来ないため、本御霊から受け継ぐ性質が薄められた。そのため、顕現した審神者の影響を強く受けるようになる。また、本御霊の持つ性質を薄める=神よりも妖寄りになることから、刀剣男士を縛る契約となり、審神者を主、刀剣男士を従とする主従契約へと変質した。
なお、刀剣男士化には『肉体を持ち、人間と生活するうえで必要な知識を与える』ことも付随しており、刀剣男士は肉体を持った瞬間からある程度の現代知識、生活知識を持ち、肉体を動かすことも問題なくできる。
3.レア度
元々のレア度は本御霊との契約の難易度が高かった刀剣に対して、優遇措置的な意味合いでつけていたもの。「サービスで刀装1個多めに付けられるようにしますから契約してくださいよー」みたいな。
契約難易度が高かったことから、ある程度絞られていてそのためレア度がそのまま希少度になり、レア=価値が高いという認識になっていった。正に人間の勝手によってつけられた価値。
後々神祇局からはレア度を定めるなら何故国宝・御物・重文などの指定で分けなかったのかという苦情も入っている。明らかに刀剣男士との契約に臨んだ官僚の贔屓であったり官僚の地位によってきめられている部分もある。
刀剣男士たち自身は己のレア度にこだわりはなく、刀装数で便利かなーとか、弟に分けてやりたいとか、そういった程度だが、審神者の中にはレア度にこそ価値を置くものもおり、そういった審神者に顕現された刀剣男士の中にはレア度によって驕ったり他者を見下すものもいる。
4.刀剣男士の人型化と感情
刀剣男士が人型を取り現身を持っているのは、本御霊の意向によるものであり、元々本御霊は付喪神となった時点で人型を持っており、現身にもそれを適用したに過ぎない。人間の都合によって人の身を与えたわけではない。
現身を得ることにしたのは戦うためであり、刀を振るうのであれば人型のほうが都合がいいと判断したからにすぎない。『刀』の付喪神としては主たる人間に振るってもらうのが一番だったが、人間は時間遡行できないし、異形に対することも出来ない。ゆえに現身を得て自身を振るうことにしただけ。
但し、付喪神自身の霊力にも限りがあり、10や20程度の分霊であれば本御霊の霊力及び神力によって現身を作ることも可能であったが、数が増えればそうもいかないこともあり、人間の霊力によって現身を作ることになった。そのために選ばれたのが審神者である。
また、感情を持つことについても現身を得たから感情が芽生えたわけではなく、付喪神としての意識を持ったときから喜怒哀楽の感情は持っていた。但し、人間と直接交流することはなかったため、感情表現が不得手な刀剣男士はいる。
5.初期刀
審神者就任の際に各人に必ず1振渡される打刀で、加州清光・歌仙兼定・蜂須賀虎徹・陸奥守吉行・山姥切国広から選択する。仮令本丸引継ぎであっても新人審神者には必ず初期刀を渡さねばならないことが審神者基本法によって定められている。
この『初期刀』は通常の鍛刀・ドロップで得られる刀剣の依代とは大きな違いがある。政府から渡される『初期刀の依代』は本御霊が相槌を打って鍛刀されたものであり、初めから分霊が宿っている。その分霊は刀剣男士としての能力値(生存・打撃・統率・機動・衝力・必殺・偵察・隠蔽・範囲・刀装スロット)は他の分霊と同じだが、その性格・性質がより『審神者のサポート』に長けているし、審神者に寄り添う性質が強い。初期刀の刀剣がそうではない同位体よりも世話焼きであったり冷静であったり、ネガティブ要素が薄かったりするのはそのせいでもある。
本丸引継ぎなどの事情により初期刀を持たずに着任した場合(違法であるため、発覚した場合はその措置を取った担当官などが罰せられる)、初鍛刀・初ドロップ或いは初契約した刀剣を『初期刀』と称する審神者もいるが、政府はその呼称を認めてはいない。審神者基本法にも刀剣男士保護法にも『初期刀は審神者が本丸着任する際に与えられる本御霊を相槌とした加州清光・歌仙兼定・蜂須賀虎徹・陸奥守吉行・山姥切国広を指す』と明記されている。そのため、上記のようなケースの刀剣男士は正式には『初契約刀』(初鍛刀の場合はそのまま初鍛刀)と呼ばれる。仮令同じ加州清光・歌仙兼定・蜂須賀虎徹・陸奥守吉行・山姥切国広であっても鍛刀やドロップで得た刀剣と最初の契約を交わしてもそれを『初期刀』と称することは出来ない。
初期刀は審神者の最初の一振であり、唯一審神者が選ぶ刀剣であることから、本丸内でも刀剣男士のまとめ役や総隊長となるケースが多く、ブラック本丸内部からの通報や告発は初期刀が行なうことが多い。また、余程の事情がない限り、審神者に最後まで寄り添うのも初期刀である。
6.刀剣男士の生活
ゲーム内での描写ないが科白やアイテムなどから、刀剣男士も食事をしたり睡眠を取ったり入浴したりと人間と同じような生活を行なう。これらは器物である刀剣に『人間が生きていくためには必要なこと』と実感させるためでもある。刀剣男士に食事や睡眠・入浴・休養を取らせないのは刀剣男士虐待にあたる。
但し、審神者の霊力や刀剣男士の意識によってはさほど食事を必要としないもの、食事を忌避する者もいるため、そこは臨機応変な対応が求められる。食事を忌避する刀剣は武器意識が強いか神意識が強いため、前者の場合は治療目的ではないメンテナンスの手入、後者の場合は神饌としての酒と米のお供えで対応可能。但し、神意識が強すぎると『刀剣男士』としては歪んでいることとなるので、神祇局に連絡後、護歴神社が対象刀剣を回収することもある。
また、睡眠についても武器意識の強いものはあまり必要としていないため、これもメンテナンスの手入や通常の手入で十分な休息をとることで代用可能。
刀剣男士は出陣や内番以外の時間は好きに過ごしており、大抵は鍛錬に励んでいる。見た目年齢の低い短刀や蛍丸であれば遊びと称して隠蔽や偵察訓練の鬼ごっこやかくれんぼをしたりもする。また、余暇を楽しむ目的の趣味を見出す刀剣もいる。
政府からは刀剣男士にも給料が支給されている。政府から刀剣男士個別に直接専用口座に振り込まれるので、改めて審神者が自分の給料から出す必要はない。(別途ボーナスやお小遣いとして渡すのは問題ない)刀剣男士の給料も半年に一度の査定によって昇給したり減給したりする。刀剣男士は出陣していなくても本丸警備にあたっているという認識のため、各刀剣によって給料の差はない。但し、日給月給制なので、前月から顕現している刀剣と今月顕現した刀剣では当然ながら額は異なる。
7.審神者と刀剣男士の主従関係
刀剣男士システム開始当初は審神者と刀剣男士の関係は主従関係ではなかったが、顕現術式の変更により、明確に審神者が主君、刀剣男士が臣下として主従契約へと変わった。
その主従関係の在り方は各刀剣が過ごした時代や武家によって認識の相違がある。戦国期に活躍した刀剣男士は下剋上が当たり前にあったことからそれほど『忠誠』に重きを置くことはないが、裏切り(謀反)に対しては苛烈な反応を示す。また、幕末に活躍した刀も忠誠心は薄く、それは基本的に彼らの所有者が『主君』を持たなかったからでもある。
一般的な刀剣男士の認識としては政府=将軍家、審神者=大名、刀剣=大名家家臣といったもの。忠誠の第一は直属の主君である審神者に向けられ、政府は主君を支配し無理難題を押し付けてくる存在といった認識をしている。
8.刀剣男士の同一個体の複数顕現
ゲームと同様に同一刀剣男士の複数所有は可能で、同一刀剣の同部隊配置は不可能。同一刀剣の複数顕現は可能ではあるが、推奨はされていない。顕現してからの期間や過ごし方によって個体差は生じるものの、『刀剣男士』としての能力値は全く同じであり、同位体が存在することにより刀剣男士に精神的負担がかかることを懸念してのものである。人間の尺度ではあるが、自分がもう一人いるというのは発狂ものだから。刀剣男士にしても『自分が2振いるのであれば、俺はいらないかもしれない』と思ってしまうこともある。中には己が複数いることを楽しむ余裕のある刀剣もいるが、メリットよりもデメリットのほうが多いと思われるため、基本的に推奨されない。尤も推奨されないが禁止もされていないので、審神者と刀剣男士の判断に任されている。審神者の中には特定刀種と相性が悪かったり霊力の関係で顕現出来なかったりするケースもあるため、その補完として同一刀剣を顕現するケースもある。
また、ほぼ同様の理由で刀剣状態(依代のみ、分霊なし)での複数所持もあまり推奨されない。スペアがあると思うことによる無茶な進軍、刀剣男士のネガティブ思考発動を防止するため。但し、一部の効率重視の政府職員や軍部は戦力確保のため同一刀剣の複数顕現を推奨しており、政府内部でも意見が分かれている。
9.刀剣男士の個体差
刀剣男士には顕現した審神者の影響や顕現してからの経験によって性格に違いが出る。これが個体差となる。大抵は性格が本来よりも前向きだったり後ろ向きだったりといった程度だが、中には全く異なる性格のものもいる。
刀剣男士は顕現時に審神者の霊力を受けて現身を作ることから、各刀剣によって審神者の影響の強さが異なる。現身の大きい刀剣・レア度の高い刀剣は現身を得るためにより多くの霊力を必要とするため、審神者の影響を受けやすい。一方で、本御霊の付喪神歴が長いほど本御霊がしっかりとした『個(己)』を確立しているため、刀剣男士も影響を受けにくい。また、御神刀や霊刀・怪異切と言われる刀剣も伝承によって個が確立していたり祭神の加護があったりして影響を受けにくい。なお、刀剣男士として早くに参戦している付喪神もまた戦神としての信仰があることによって本御霊の力が強くなっていることから影響を受けにくくなっている。つまり政府が作った人造付喪神の巴形薙刀・静形薙刀や体も大きく比較的新しい刀である和泉守兼定や長曽祢虎徹などは影響を受けやすく、体が小さくて鎌倉生まれの短刀や体が小さくて御神刀でもある蛍丸などはかなり影響を受けにくい。
但し、どの刀剣男士も多少の影響は受けるとはいえ、個体差として目立つほどの影響を受けるものはさほど多くない。審神者の霊力の質が『影響を与えやすい』『支配意識が強い』『質はともかく強い』といった特性を持っている場合に刀剣男士に影響を与える。
10.誉桜
戦意高揚→テンション上がる→嬉しいときという連想ゲーム?により、戦場ではなくても刀剣男士が心の底から嬉しいと思ったときには誉桜が舞う。因みに桜の花弁は物理的に存在するわけではなくエフェクト(幻)なので、どれだけ桜ボンバーが爆発しようが物理的に部屋が埋もれることはない。
11.刀剣男士の関係性
ゲームでは明記されていないものもあるため、整理するため以下を設定。
- 粟田口
- 刀工の関係から、総領:鬼丸国綱、総領代理(まだ鬼丸国綱が未実装なので):鳴狐。
鳴狐は藤四郎兄弟にとっての叔父で、鬼丸国綱は大叔父(鳴狐にとっては叔父)となる。
藤四郎兄弟は、長男:一期一振、次男・三男:鯰尾藤四郎・骨喰藤四郎、四・五・六男:厚藤四郎・後藤藤四郎・薬研藤四郎、7男:信濃藤四郎、8男:乱藤四郎、9男:博多藤四郎、10男:五虎退、11男:毛利藤四郎、12・13男:平野藤四郎・前田藤四郎、14男:包丁藤四郎、15男:秋田藤四郎 と勝手に設定。 - 左文字
- ゲーム内では関係は明言されいない。但し、江雪左文字と宗三左文字は回想があることから恐らく兄弟。また、原作において同刀工による刀剣は兄弟とされていることから、江雪左文字と宗三左文字は同刀工(左文字源慶と安吉は同一人物)のため、兄弟と思われる。小夜左文字は作者がハッキリしていないので、関係不明。但し公式特設サイトにて『左文字三男』とある。それを踏まえて以下を設定。
江雪左文字(長男)、宗三左文字(次男)、小夜左文字(三男) - 来
- それぞれ刀工が違うことから兄弟ではなく、親戚。明石国行⇔蛍丸・愛染国俊は叔父甥、蛍丸・愛染国俊は従兄弟。どちらが上というのはないが、若干愛染国俊のほうがお兄ちゃん?
- 三条
- 同じ刀工による作とされているので、兄弟。作刀順序が不明で、誰が長男で誰が末っ子なのかは本人たちにも判っていない。「なにしろ1000年がすぎておるからなぁ」by三日月って感じ。
- 堀川
- ゲーム内でハッキリしてるのは山姥切国広と山伏国広の兄弟のみ。堀川国広は同一作者とされていることから、ここでは兄弟扱い。山伏と山姥切は作刀年代から上下決定。堀川は山伏より下っぽくて山姥切よりは上っぽい精神年齢を感じるから、以下を設定。
山伏国広(長男)、堀川国広(次男)、山姥切国広(三男) - へし切長谷部と大倶利伽羅
- ゲーム内では関係性は一切ない。しかし、大倶利伽羅の作者である廣光とへし切長谷部の作者長谷部国重が新藤五国光の子という説もあり、そうなるとそれぞれの作者が兄弟ということになり、その場合は従兄弟となる。あくまでも説の一つであることから、従兄弟と明言せず、親戚関係と設定。
- 古備前と長船
- ゲーム内では関係性は一切ない。燭台切光忠の作者長船光忠は備前の刀工で古備前派正恒系の流れを汲むこと、鶯丸の作者友成と正恒が同時期同派であったことから、遠い親戚のような位置づけ。鶯丸が大伯父のような感じ。つまり直系ではないけど、傍系の親戚。
- 兼定
- ゲーム内では同派というだけ。歌仙兼定は二代目通称之定、和泉守兼定は11代目または12代目の作であることから、兄弟ではなく親戚。和泉守兼定が歌仙兼定の玄孫(孫の孫)扱い。
- 太郎太刀と次郎太刀
- 太郎太刀のことをゲーム内にて次郎太刀が『兄貴』と呼んでいることから兄弟? 太郎太刀は末之青江作(刀工名ではなく刀派)とされ、次郎太刀は千代鶴國安の銘があることから作者は無関係と思われる。(その意味では太郎太刀はにっかり青江の子孫ともいえる)。使用者の真柄直隆(太郎太刀)と真柄隆基(次郎太刀)は親子。
- 青江
- 同派別刀工の作刀、且つ恒次が貞次の弟とされることから、従兄弟と設定。但し、この『貞次』『恒次』がそれぞれの刀工であるかは微妙。同名の別人の可能性もあり
- 村正
- 千子が初代村正の作で蜻蛉切とは150~200年の隔たりがあることから、兄弟ではなく蜻蛉切が千子の玄孫設定
- 貞宗
- 同刀工の作のため、兄弟。作刀年代詳細不明のため、刀種によって、長男:亀甲貞宗・次男:物吉貞宗・末っ子:太鼓鐘貞宗
- 古備前
- 鶯丸のセリフに『兄弟みたいなもの』とあるが、あくまでも「みたいなもの」で兄弟ではない。大包平のほうが150年程度後の作のため、祖父と孫
- 長船
- それぞれの刀工が光忠→長光(子)→景光(孫)の関係なので、大般若長光・小豆長光から見ると燭台切光忠は叔父、小竜景光・謙信景光から見ると燭台切光忠は大叔父となる。
- 伊達組
- 燭台切光忠・大倶利伽羅・鶴丸国永・太鼓鐘貞宗の4振。この4振で回想・内番特殊会話があることから、互いに伊達系と認識ありか?
伊達家に在ったのは燭台切光忠(1596年以降~1651年以前)、大倶利伽羅(1620年~昭和)、鶴丸国永(1684年以降~明治34年)であることから、刀剣時代の燭台切光忠と鶴丸国永に面識はない。燭台切光忠・大倶利伽羅の付き合いは最短3年最長31年となる。大倶利伽羅と鶴丸国永のほうが余程長い。 - 織田組
- 薬研藤四郎・宗三左文字・へし切長谷部・不動行光と燭台切光忠・鶴丸国永。
但し、全員他の所属グループがあり、そちらとの繋がりが強い(あ、不動行光はないや……)ため、余り強い繋がりではない。薬研藤四郎⇔不動行光、宗三左文字⇔へし切長谷部と若干の拗らせ要素ありのため、燭台切光忠と鶴丸国永が調整役にならざるを得ない部分もある。 - 黒田組
- 厚藤四郎・博多藤四郎・へし切長谷部・日本号と小夜左文字。
但し、作者の個人的な感情により、小夜左文字は基本的に肥後組に入れる。黒田に居たことは確かだが、『刀剣男士』としての小夜左文字は黒田の影響を殆ど受けていないことから、基本は除外。 - 源氏組
- 石切丸・岩融・今剣・髭切・膝丸・獅子王。それぞれ源氏の武士に所縁があるから、まとめて源氏組と称する。
- 肥後組
- 取り敢えず現在のゲーム内では出てきていない括り。作者が熊本出身のため作ったグループ。細川幽斎所縁の小夜左文字、細川忠興所縁の歌仙兼定、加藤清正お抱え刀工集団の同田貫正国、阿蘇神社に祀られていた阿蘇氏所縁の蛍丸。篭手切江については作者が個人的に忌避するタイプのキャラなので創作に出すつもりは全くないので除外。
他は随時考えたら追加。
12.ブラック男士
正式名称は『刀剣男士擬似体』。ブラック本丸で虐待を受けた刀剣男士が審神者への恨み憎しみから人間全体或いは審神者全体を憎むようになり、人間を痛めつけることに愉悦を覚えるようになったもの。或いはホワイト本丸引継ぎで前任を慕うあまり後任を認めず、後任を精神的肉体的に虐待するようになったもの。
本来の刀剣男士であれば、本御霊が数百年或いは千年以上人間の営みを見ているため、たったひとりの人間に虐待されたからといって人間全体への憎しみを向けることはない。精々が審神者を警戒する程度で、刀解を望む者が多い。しかしながら、刀剣男士を虐待するようなメンタリティの審神者に顕現された影響で刀剣男士も歪んでおり、負の感情を抱きやすくなっている。また、自分もしくは関係者さえ良ければそれでいいという思考に陥りがちだったり、独善的だったり思い込みが激しかったりなど周囲を客観視する能力が欠如していたりする。ぶっちゃけ、ブラック男士になってしまう刀剣男士は顕現した審神者による悪影響のせいでそうなってしまっているだけで、被害者ともいえる。なお、ブラック本丸に顕現したからといって必ずブラック男士化するわけではなく、審神者の霊力が影響を与えにくいものだった場合はノーマルな(多少諦めがちだったり受け身だったりするが)刀剣男士である。
ブラック男士が改心したとしても、結局は歪んでいるので、最終的にはヤンデレ化したりして問題を起こすケースのほうが多い。
ブラックやホワイト引継ぎでうまくいくケースは刀剣男士に顕現した審神者の影響が少なく歪んでいないため、ブラック男士にはなっておらず、警戒から多少の時間はかかったとしても問題なく引継ぎが出来る。ブラック男士になった時点で前任の影響が強い。
要はまともな審神者が顕現してりゃブラック男士なんていねーよ、という設定。