1.刀解
刀解は刀剣男士における『死』ではなく、任務終了による退職といったところ。役目が終わったのなら本霊に還って個を失うのも当然という認識をしている。
但し、刀剣男士の意識は顕現した審神者の影響を受けるため、審神者が刀解=死と認識していれば、刀剣男士にもそれは影響して、刀解を忌避するものもいる。
なお、一度も顕現していない依代の刀解は、分霊が宿っていないので単に依代を溶かして資材に戻すだけの行為であり、死でも何でもない。
2.手入
現実の日本刀の手入のような柄を外してふき取って打ち粉を振って……という手順は必要ない。(日々のメンテナンスとして『刀剣』の手入をする審神者もいるし、刀剣たち本人もこの手入は行なう)
飽くまでも傷を直すための『手入』は本丸に組み込まれた術式で、審神者が直接行なうわけではないし、直接審神者が行なっても何の効果もなく傷は直らない。ゲームにおいても手入時間中に手入メンバーは手入部屋に突っ込んでその他の行動が取れるので、審神者が付きっ切りではないと判断。高錬度の刀剣になると、24時間以上かかるなんてざらだし、手入の中断は出来ないことから、審神者が直接手入れしていたら、審神者はその間業務どころか食事も睡眠もとれないし、トイレにすらいけないことになるから、手入部屋に突っ込みさえすれば、資材があれば手入れされる。
また、ゲーム画面上、打ち粉を振っているエフェクトがあるため、鍛錬所の式神と同様に式神が刀剣をポンポンしているものとする。
3.出陣
出陣の仕方には使用するゲートの状態によって2パターンがある。
①出陣ゲートと大手門が共通
大手門横のパネルで出陣先を選択し『開門』することによって戦場へと赴くパターン。物理的に門があり開閉するが、大手門は大きいのでその開閉には割と時間がかかる。大手門は日本各地の現在の観光地のお城にある門を想像するといい。出陣する部隊に登録されている全振が通過すると自動で門が閉じる。帰還時は敵本陣を制圧する・マップ上の行き止まりに着く・隊長が持つ専用端末で帰還を選択すると自動で転送され、自動で開門し、部隊全員が通過すると自動で閉門する。一旦出陣した部隊には、審神者は指示が出来ないので、戦闘も撤退も刀剣男士の判断で行われる。戦場と本丸の時間経過は同じで、戦場に1時間いれば本丸でも1時間が経過している。各戦場やマスによって戦闘時間は異なるが、函館で1戦闘30分程度、敵がフル部隊になれば1時間程度の戦闘時間になるし、戦闘以外の移動・休憩時間も必要。そのため、1日の戦闘数は最大でも20戦くらいになる。なお、時間遡行軍による本丸襲撃はこの出陣パターンの本丸で部隊帰還時に発生する。本丸の場所が特定されたわけでも本丸ゲートに不正アクセスされたわけでもなく、部隊が時間遡行軍に尾行されて押し入られた結果、本丸が襲撃されるということ。
②出陣ゲートと大手門が異なる
ゲーム画面から推察できる状態での出陣パターン。出陣の戦場選択、陣形選択・進軍・撤退の指示は審神者の端末から行ない、出陣ゲートは審神者が指定した場所となり、一瞬で戦場に送られるし、一瞬で戦場から戻ってくる。各戦闘終了後に審神者が進軍を続けるか帰還するかを選択でき、かつ重傷者が出た場合に進軍を選択すると、確認ダイアログが出る。隊長が重傷を負えば自動的に帰還となる。なお、このパターンであれば戦場の時間の流れは本丸と異なり、審神者が確認できる戦闘は時間短縮されたもので実際の戦闘風景を見ることはない。戦闘開始から移動して次の戦闘に入るまでの時間は全て5分で統一されているため、1時間に12戦が可能となる。特に過酷な進軍をしなくても1日に100戦闘近く行うことが可能。この出陣パターンの本丸が襲撃を受けたことはない。
政府もこんのすけも①②どちらのパターンで出陣しろとは言っていないし、養成所でも出陣パターンについての講義はない。実はカリキュラムを作るときの担当者が歴史修正主義者のスパイで敢えて①のパターンが当然かのような記述で教科書を作った。業務マニュアルには②のパターンも記されているが、分厚い業務マニュアルをきちんと読む審神者が少なく、如何にも出陣といった風情になる大手門使用を刀剣男士も好むこと、審神者の見送り出迎えが出来るという審神者の自己満足によって②を知っていても①で出陣させるケースが多い。
4.遠征
世界観Aと同じ。(以下同じ記述)
ゲームと同じで、審神者が出来るのは部隊編成と遠征先決定まで。遠征中の様子を見ることや通信は出来ない。
作品によってはゲーム内の所要時間とは別に数日・数ヶ月かかると設定しているものもあるが、当方ではゲーム内の所要時間と同様の時間しか掛からない。時間遡行装置で現地まで飛び、現地調査でその所要時間を過ごしている。つまり移動時間は0。そもそも移動時間が何処を基準にするか不明だから、やはり本丸-調査する現地の移動は考えないこととする。
5.演練
城下町政庁エリアにある演練場にて行われる。演練場ビルは地上16階建てで、1階と16階は共通、2階から15階は5つの棟に分かれている。各階ごとに国が割り当てられていて、それぞれの階に100の対戦室とロビー、休憩室がある。1階は総合受付と総合ロビー、16階は展望レストランとなっている。
- 【黄龍棟】2階:大和国 3階:武蔵国 4階:伊勢国 5階:河内国 6階:近江国 7階:播磨国 8階:越前国 9階:上総国 10階:下総国 11階:常陸国 12階:上野国 13階:陸奥国 14階:肥後国 15階:相模国
- 【青龍棟】2階:山城国 3階:出雲国 4階:紀伊国 5階:下野国 6階:攝津国 7階:尾張国 8階:三河国 9階:美濃国 10階:備前国 11階:美作国 12階:但馬国 13階:因幡国 14階:丹波国 15階:遠江国
- 【紅龍棟】2階:駿河国 3階:甲斐国 4階:信濃国 5階:加賀国 6階:越中国 7階:伯耆国 8階:備中国 9階:備後国 10階:阿波国 11階:讃岐国 12階:出羽国 13階:越後国 14階:安芸国 15階:周防国
- 【黒龍棟】2階:若狭国 3階:丹後国 4階:能登国 5階:安房国 6階:佐渡国 7階:長門国 8階:石見国 9階:土佐国 10階:日向国 11階:大隈国 12階:薩摩国 13階:伊予国 14階:筑前国 15階:筑後国
- 【白竜棟】2階:和泉国 3階:伊賀国 4階:志摩国 5階:淡路国 6階:伊豆国 7階:飛騨国 8階:壱岐国 9階:対馬国 10階:隠岐国 11階:蝦夷国 12階:琉球国 13階:豊前国 14階:豊後国 15階:肥前国
演練は1試合が10分となるように術式が組まれており、20分ごとに試合が組まれている。1時間に3戦が行なえ、最大午前(午前9時から午後1時)・午後(午後1時から午後5時)に最大5戦ずつ行える。
6.顕現(審神者との契約)
鍛刀にしろドロップにしろ、刀剣を得ただけでの段階ではまだ刀剣男士の分霊は宿っておらず、飽くまでも依り代としての物理的な刀剣が存在するだけであり審神者が霊力を注いで初めて分霊が宿る。審神者就任に必要な霊力量が世界観Aよりも少ないため、顕現の際の祝詞も作られている。これは祝詞によって不足分の霊力を補う意味合いがある。力の強い審神者は祝詞を唱えなくても顕現可能。
顕現した際に刀剣男士が口上を述べ、審神者がそれに応えることによって主従契約が結ばれる。契約自体に審神者に絶対服従などという項目は含まれていないが、主従契約であることから刀剣男士は『武士の持ち物』であった意識の強く審神者に逆らうという概念がない。
世界観Aでは顕現した審神者以外の霊力を受けると刀剣男士は破壊されていたが、こちらでは顕現した審神者以外の霊力を受けても破壊は起らない。一定以上の霊力を受けると契約の上書現象が起こり、これにより本丸乗っ取りなども発生する。