内番は刀剣男士が行なうべき任務であり、出陣・遠征・演練と同列の勤めです。
審神者の中には戦闘以外を刀剣男士にやらせるなんて出来ないと、自分で内番をする愚か者がいるようですが、本末転倒です。
政府が態々術式を組んで、内番をすることによって能力値が上昇するようにしているのです。錬結で全ての能力値が上昇するようにすればよかったのでしょうが、人間の考える術式には限界もあります。将来的には現在錬結で上がらない能力値も錬結での強化が可能になるかもしれませんが、現時点では出来ません。
なので、とにかく生存と偵察は畑仕事で上げるしかありません。馬当番と手合わせで上がる機動と衝力、打撃と統率は錬結でも上げることが可能ですので、ぶっちゃけやらなきゃいけないのは畑当番だけです。まぁ、極にはかなりの錬結資材が必要になるので、その軽減のためにも馬当番と手合わせをするのもいいですが。
ただ、馬当番に関しては戦場での馬を使う関係上、馬に乗せることの多い機動の遅い大太刀・槍・薙刀・太刀と一部打刀は積極的に馬当番に組み込みましょう。なお、馬は式神の一種なので世話をしなくてもやつれたり弱ったり死んだりすることはありません。
また、畑当番を勘違いしている刀剣男士や審神者も多いようです。畑当番は食料(兵糧)確保のためにやることではありません。飽くまでも刀剣男士の能力値を上げるための術式です。なので、初期状態から拡張する必要はありません。そもそも拡張する機能もありません。物理的に耕し畑を広げることは可能です。本丸の中なのでそうやって広げた畑でも作物の育成は早いし、本丸の土壌にしみ込んだ審神者の霊力も作物に宿ります。ですが、術式を施された土地ではありませんので、能力値上昇はありません。
政府は畑の拡張を推奨してはいません。歴保省ではなく政府が、です。理由は、本丸の食料消費が日本国の農林水産業政策に組み込まれているからです。一般の国民の消費とは別に本丸では大量の食材が消費されます。刀剣男士の食欲を見れば判りますが、大体人間の約3倍を消費します。つまり、現在約3400の本丸があり、平均50の刀剣男士がいると仮定すると、その食材消費量は17万人の3倍、51万人分となります。その食料を生み出すために農家や漁師、畜産家を政府は保護しています。逆ですね。日本の農林水産業を守り活性化するために刀剣男士による消費は推奨されているわけです。政府は今後5年で審神者を1万人にまで増やす計画です。そうなれば、刀剣男士人口は70万を超えるでしょう。210万人分の消費が増えます。そうなれば、また日本の農林水産業は活性化するはずだと政府は見込んでいるのです。
経済的に厳しいから少しでも節約のために野菜は本丸で育てると阿呆なことをほざく審神者がいます。運営費は刀剣男士の人数に合わせ十分な食料を購入できるように支給されています。なのに経済的に厳しいとはどういうことか。通常の食材は購入時自動的に本丸運営費からの支払いがなされますから、運営費が足りないということであれば、余程余計な食材を購入しているか、レトルトなど割高な食品を恒常的に購入しているということでしょう。或いは食費以外の部分で無駄に運営費を浪費しているかのどちらかです。例えば資材とか手入れ札とか依頼札とか。畑拡張の前に本丸運営費の支出傾向の見直しをしてください。
内番を審神者が手伝うのは禁止されてはいません。一緒にやることに問題はありません。私もやろうとしましたが、歌仙兼定に止められました。日々の出陣の指揮をしていて何処にそんな時間があるのかと。言われてみればその通りでした。