内政というと大袈裟ですが、日々の業務についてです。殆どの内容は本丸運営の役割分担で説明している通りです。
ここではその他の任務やそれぞれの運営班について述べます。
清掃
任務ではありませんが、これを『家事』と分類するのは違うと思うので。
本丸設備のうち、鍛刀所・手入部屋・刀装部屋は特別な場所です。全ての部屋で鍛冶の神である天目一箇神を祀っています。神様をお祀りしている場所ですから、ここは審神者が清掃するべき場所であると考え、基本的にこの2か所は審神者と歌仙兼定(初期刀。歌仙不在時は燭台切光忠)で行います。審神者一人ではないのは、私だけでは届かない場所があるからです。
清掃のあと、お供えをします。毎日朝に生米・塩・水を、毎月1日と15日にお酒と榊をお供えします。生米・塩・水は業務終了時に下げ、生米はそのまま夕餉のお米と一緒に炊きます。また、お供えする榊は現在は太郎太刀はじめ御神刀勢が育てているものです。
鍛刀
清掃の後は日課の鍛刀3回を行ないます。なお、この鍛刀は鍛刀可能な刀剣男士が全員顕現していれば(顕現していなくても依り代があればOK)免除されます。当本丸も鍛刀刀剣が増えるまでは免除されていました。現在は鍛刀可能な刀剣がまだいるので日に3回の鍛刀を行なっています。
鍛刀所は拡張して3炉にしているので、一度に日課消化が可能。鍛刀可能な刀剣のうち太刀2振、薙刀1柄がまだいないので、各刀種の出やすいレシピで3回鍛刀します。相槌となる近侍は通常業務の時の近侍とは別です。通常業務時の近侍はこの時間既に執務室で祐筆とともに業務準備をしています。
基本的に手伝い札は使わず、時間が来るのを待ち、既にいる刀剣だった場合は顕現せずに連結用保管庫に収めます。大抵は翌日極刀剣たちに錬結されます。
錬結
嘗ては日課として2回の錬結が指定されていましたが、現在は1回になっています。
錬結は日課ではありますが、全刀剣が錬結で上げれられるステータスが最大になっていれば免除されます。
当本丸では鍛刀やドロップで得た被った刀剣、本丸の事情によって顕現しないと決めている刀剣は全て錬結資材となります。その為、蔵の一角に錬結用資材として保管されます。
また、錬結は特がついてから一気に上げられるだけ上げます。極も同様に上げられるだけ上げたうえでの出陣としています。
刀解
刀解は日課任務にもあります。顕現していない刀剣は飽くまでも依り代なので分霊は宿っていません。なので刀解することに罪悪感を持ったりする必要はありません。
顕現後の刀解は政府も非推奨ですが、禁止はされていません。運営方針が合わず刀剣男士にとって不本意な扱いをするくらいならば刀解するようにとの通達も出ています。その際はきちんと刀剣と話をすることも義務付けられ、互いが納得の上で刀解するようにと指導されています。
刀装
日課任務としては3回の刀装作成となります。ある程度運営が軌道に乗り資材が溜まれば10連刀装がメインになるので、これはあっさり日課完了になるでしょう。
刀装はそれぞれ刀種によって付けられるものが決まっています。またそれぞれの本丸の戦い方によっては使わない刀装もあります。当本丸では基本的に盾兵や槍兵は使っていません。重歩兵や重騎兵、精鋭兵も殆ど使いません。レシピが結構重いですからね。
うちでは基本的に短刀は軽歩兵か銃兵、雨の戦場がある屋外なら弓兵、脇差は軽歩兵か弓兵、打刀は軽騎兵か投石兵、太刀は軽騎兵(3スロは1スロを重騎兵)、大太刀は軽騎兵(余裕があれば精鋭兵)、槍と薙刀は軽歩兵という装備にしています。遠戦装備は刀種が複数あれば刀種によって刀装種類を変えています。
運営初期は資材がかつかつなので、ALL50の最低限レシピで回しましょう。軽歩兵と軽騎兵があれば十分です。遠戦装備が欲しいところですが、運営初期は刀装作成をする刀剣男士の錬度が低いこともあって、殆ど並刀装しか作れません。稀に得意な刀剣が上刀装を時々作ってくれる程度です。並の遠戦装備は他にも増して剥がれやすいので、せめて上刀装がコンスタントに作れる刀剣が現れるまでALL50で良いと思います。
また、政府イベントでは報酬で特上刀装を貰えます。積極的に活用しましょう。
政府は時折特上刀装キャンペーンを行なってくれます。これは期間中に作った刀装は全て特上になるというものです。事前通達があるので、実施期間突入前までに確り資材を貯めておきましょう。このときにガンガン遠戦装備や普段は重くて敬遠しがちな刀装も作るとよいでしょう。敢えて軽騎兵や軽歩兵を作る必要はありません。他の刀装を狙ったレシピでも半分くらいは軽騎兵や軽歩兵になります。
朝礼
出陣・遠征開始前に全体で行います。
軍議用広間で行い、出陣・遠征部隊は戦装束、内番がある者は内番服、それ以外は私服で参加します。
内容は当日の出陣部隊と出陣先・遠征部隊と遠征先・内番の確認、審神者の予定(大抵は通常業務というだけですが)、政府からの何らかの通達があればその伝達となります。
要は今から業務開始ですよ!という切り替えのための時間です。
軍議
毎日午後9時から審神者執務室で行います。
参加者は審神者・筆頭祐筆・筆頭参謀・その日の近侍と各部隊長、各刀種代表です。当日の出陣の反省点や改善点を上げ、また戦場や遠征で得た情報の確認が中心です。
また、翌日の出陣・遠征についても確認します。早ければ10分くらいで終わるときもあります。
全体軍議
毎週日曜午後9時から軍議用広間にて行います。
1週間を労い、次の1週間の大まかな指示を与えます。
また、全員参加の為、運営課には挙げられていない問題点や不具合があればここで議論されます。各運営課や家政班からの連絡や提案・相談などもここで話し合われます。
運営ミーティング
全体軍議の後に行われる運営課・家政班リーダーが集まってのミーティング。参加者は審神者と各運営課の筆頭、各部隊長、各家政班の班長、各刀種代表です。
主に月曜からの流れについて確認したり、備品購入についてなどが話し合われます。出陣や遠征のことよりも家政に関しての確認が中心となります。
報告書作成
日々の業務には報告の義務があります。そのため、審神者は日報・週報・月報・収支報告書といった報告書を担当官に提出しなければなりません。これは学校の宿題やレポートではありませんから締め切り厳守です。報告書未提出や締め切りに遅れると減給対象となります。さにわちゃんねるなどで締め切りに遅れたなどという書き込みがありますが、その瞬間、管理部がIDを割り出し注意喚起のためのメッセージを該当審神者に送っています。まぁ、殆どは掲示板の茶番テンプレであって本当に提出が遅れている審神者は殆どいないそうです。会社勤め経験者なら判っていると思いますが、報告書の遅れは社会人としては有り得ないことです。
日報
毎日提出が義務付けられている報告書です。これは翌朝9時までに送信出来ていれば問題ありません。また、休日には当然ながら提出の必要はありません。但し、鍛刀であれ何であれ1つでも業務を行なったら報告義務があります。
日々の出陣・遠征・内番・鍛刀・刀装については端末を使って指示を出すため、必要事項は自動的に日報作成ソフトに入力されます。手入や刀解、錬結については入力しなければなりません。それぞれソフトのフォーマットにそって入力をするだけなので、それほど大変ではありません。なお、本丸サーバーにそれぞれ手入・刀解・錬結は誰に施したのか記録が残っているのでそのデータを呼び出せば簡単です。
一応所感記入欄がありますが、何か連絡事項だったり特別なことがない限り記入しなくても大丈夫です。記入しないと落ち着かないというのであれば『通常運営、特記事項なし』でOKです(とうちの担当官から言質取ってます)。
週報
1週間の業務報告書です。日報の数字を集計するだけなので面倒は殆どありません。所感についても日報同様何事も問題なければ書かなくてもOKです。これは毎週月曜の午前9時までに前週分を送信していれば問題ありません。
月報
日報の数値を纏めるだけです。というか、本丸サーバーから当月分と指定してデータを取り込めば数値の間違いもなく至極簡単に終わります。但し、月報は所感欄を必ず記載しましょう。1ヶ月を終えての反省点だったり、戦場を総括して部隊の有効な編成や有効な刀装なんかを書いておくといいでしょう。一般の会社や官公庁だったら「~と感じました」なんて報告書は有り得ないでしょうが、審神者は特殊です。審神者の勘とか漠然と感じたことというのは結構重要らしいです。一人の審神者が感じたことが実は同じ月の報告書に複数(それも結構な多数)挙がっているということも少なくないそうです。なので、感じたことはどんどん書いておきましょう。但し、公務員の報告書ですから、言葉遣いには気を付けて。この手引書みたいな砕けた敬語はNGです。
月報は翌月1日午前9時までに送信しておきましょう。
収支報告書
経理のところで触れているので割愛。翌月1日の御前9時までに送信しておきましょう。
祐筆
運営当初はなかったものです。ただ、審神者が運営3か月経ったころ、過労からのぶっ倒れを仕出かしたことにより、刀剣男士たちが『うちの主はワーカホリック、働きすぎだ』と危機感を抱き、自主的に運営班を組織しました。当時は祐筆班と戦況分析班、体調管理班でした。
祐筆の仕事は審神者の補佐です。基本的に近侍と重なります。ただ、当本丸は出陣数が多いので近侍一人では補佐しきれず、その分業務時間外の深夜に審神者がデスクワークするという事態になっていました。それを防ぎ業務時間内にデスクワーク処理をリアルタイムで片付けるため、近侍と祐筆の2刃体制となりました。
祐筆は祐筆課がローテーション(たまに祐筆補助課も加わる)、近侍はそれ以外の刀剣男士がローテーションで行います。
本丸警護
一般に非番と認識される状態の刀剣男士たちのことです。
当本丸では任務にあたるのは、祐筆1振・近侍1振・出陣部隊12振(検非違使対策部隊・第一部隊)・遠征部隊18振(第二・第三・第四部隊)・内番6振の38振です。
それ以外の29振が本丸警護となります。彼らは私服で過ごしますが、実は刀剣たちは私服だろうが内番服だろうが一瞬で戦装束に着替えることが可能です。なので、万一本丸に襲撃があったとしても直ぐに彼ら29振は対応可能です。
審神者は責任者である
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、敢えて触れておきます。
朝礼・軍議・全体軍議・運営ミーティングは任務ではありませんし、政府から行なうように指示されているわけでもありません。当本丸の運営方針として行なっているものです。
本丸運営は審神者一人だけで出来るものではありません。それでは独裁になります。それに刀剣男士の協力がなくては本丸は動きません。刀剣男士にも自分たちが本丸運営の一翼を担っているという自覚も必要です。『主のお手伝いをしている』という認識では、本丸運営の主体は審神者個人になってしまいます。審神者は確かに本丸の主であり、責任者です。けれどそれは審神者一人で何もかもやるということとイコールではありません。審神者は最終決定者で最終責任者です。極端なことをいえば、審神者の意見を全く反映せず刀剣男士たちだけで決めたことであっても審神者が最終的に許可をすれば、そのことによって起こる全ては審神者の責任となるのです。仮令刀剣男士たちの総意だとしても審神者が許可(最終決定)をしなければ、それを実行することは許されません。
審神者は戦場においても本丸においても、最終決定者であり、最終責任者なのです。だからこそ、出陣の指示と撤退の指示は審神者にしか出来ないのです。