研修においてはいくつかの禁止事項と留意事項があります。必ずこれを守ってください。
これはあなたの身を守るためであり、あなたが国賊にならないためのものです。
- 1.手入れの禁止
- 手入は刀剣男士に審神者の霊力を注ぎ傷を直します(「治す」ではなく「直す」です)。
刀剣男士の現身は顕現した審神者の霊力によって形作られています。
そのため、顕現した審神者以外の霊力を取り込むと不調を来します。
手入では大量の霊力を取り込むため、主である審神者以外が手入れを施すと刀剣破壊が起こります。
他の審神者の刀剣男士を破壊することは即ち現世における殺人に相当し、また味方の軍に損害を与える利敵行為です。
ゆえに審神者基本法第92条3項に定める利敵該当行為及び刀剣男士保護法第12条に定める殺刃罪に問われることとなります。
最も軽い量刑でも懲役10年、重ければ死刑です。特に研修生の手入は固く禁じられていることもあり、懲役15年は課せられることになるでしょう。 - 2.内番のうち、畑当番の禁止 / 3.調理の禁止
- 2と3も禁止される理由は1の手入の禁止と同じく、刀剣男士に主である審神者以外の霊力を取り込ませないためです。
手入に比べれば微々たる霊力ですが、塵も積もれば山となり、刀剣男士に不具合が出ます。
そのため、これを犯した場合、その瞬間に研修は打ち切りとなり、審神者候補生資格を生涯失うこととなります。 - 4.霊力制御
- 研修先本丸に赴く前に研修所にて神祇局の術者によって霊力の一時的封印が施されます。
但し、これは完全に封印するのではなく、無意識のうちに垂れ流している霊力を制御するものです。
つまり、意図的であれば刀剣男士や本丸に霊力を流すことは可能です。
尤も審神者の許可なくそれを行なえば、霊力浸食による本丸汚染並びに本丸機能障害を起こそうとしたとして処罰されます。
審神者の許可の下、霊力操作を行うこともありますので、霊力を制御するよう努めてください。 - 5.鍛刀
- 基本的に研修生に鍛刀は許可されませんが、審神者が必要と認めた場合に限り鍛刀が許可されます。
その場合、研修先本丸ではなく、審神者とともに研修所に赴いて鍛刀及び顕現を行ないます。
これは本丸の鍛錬所には審神者の霊力が浸透していることから、研修生の鍛刀に審神者の霊力が混じってしまうことを避けるためです。
尚、通常の場合、鍛刀許可ではなく初期刀の先行配布となります。 - 6.刀剣男士を見誤るな
- 刀剣男士は見目麗しく神々しいという点を除けばまるで普通の人間の男性のように見えます。
特にともに生活をすればそれを一層強く感じることでしょう。
けれど、彼らは『人間』ではありません。私たち人間とは違う理の中で生きている存在です。
彼らは第一に武器たる刀であり、長い歳月を過ごした付喪であり、護歴神社に祀られた神の分霊です。
見た目がヒトと同じに見えても、その価値観・思考は全く異なるものであることを忘れてはいけません。
人間社会のように軽い気持ちで言った言葉が生死どころか魂の消滅にまで及ぶ事態になることも有り得ることを認識してください。