万が一の本丸襲撃などの危急の際の対応について。
これまでに1年に複数件の本丸襲撃が発生している。各本丸は本丸が絶対安全圏であると過信せず、日々結界の強化や部隊の配置など、警備についても意識を強く持つこと。また、緊急時対応の要は審神者業務端末(携帯端末でも可)及びこんのすけであるため、携帯端末は本丸内であろうとも常に携帯しておくこと。
本当に頼むから、審神者になったらこのマニュアルちゃんと読んでくれ。最低限、この章だけでも読んでくれ。こう書いても、ここを見ているのはちゃんと読んでる審神者だけなので無意味かもしれないが、友人知人の審神者が緊急時対応を知らないようであれば、マニュアルに書いてあるから読むように言ってほしい。
1.危急時対応
審神者業務端末、タブレット端末、携帯端末の空白部分を5秒間の長押すると、担当各部署に緊急時救助要請信号が発信される。
信号を確認すると、即座に危急時対応が取られ、審神者は本丸内審神者執務室へと強制転送、自動的に業務端末が担当官へと接続される。結界・障壁が強化され外部からの侵入を防ぐとともに、登録されている霊力以外の人間を政府内収監施設に強制転移する術が発動する。また、ゲートの承認権限が一時的に政府管理下に移り、危急時対応部隊(宮内庁神祇局陰陽部、救難支援審神者とその刀剣男士)が武装し、当該本丸へと救援に向かう。
この危急時対応措置の状態においてのみ、審神者がその場におらずとも刀剣男士の手入が可能であり、手入は手入部屋に入ると同時に手伝い札使用状態となる。また、手伝い札・資源はこの場合に限り、本部より自動的に不足している必要分が支給されるため、手入が出来ずに本丸陥落などということにはならない。
襲撃に際して刀剣男士が折れている本丸の殆どは、この危急時対応システムを知らず、救難支援信号を発信していないために防衛システムが起動していないゆえである。システムを発動さえすれば、結界・障壁の強化は霊力を使わずにできるので、審神者の霊力は手入のみに使える。そうすれば更に籠城可能時間は増えるため、救援が来るまで持ちこたえられる確率も上がり、当然生存率も高くなる。とにかく、本丸には危急時対応システムがあることを知ってほしい。
2.本丸放棄
襲撃などにより本丸を放棄する場合、業務端末の初期化を行なう必要がある。これは業務端末の電源が点いていない場合でも可能となっている。ESC+Delete+BackSpaceキーを同時に5秒以上押下することで、業務端末のハードディスクが物理的に自動で破壊される。
業務端末破壊と同時に本丸の緊急時システムが発動し、審神者執務室と私室を繋ぐ扉が歴史保全省対策局審神者管理部緊急対応課へのゲートとなる。審神者のゲート通過を確認した後、本丸の咒によって当該本丸所属の刀剣男士も強制的に緊急対応課へと転送される。転送後、本丸は封鎖され、中に入るモノは出入り不可能となる。状況を把握後、危急時対応部隊(宮内庁神祇局陰陽部、救難支援審神者とその刀剣男士)が武装し当該本丸へと向かう。
3.こんのすけエスケープ
本丸襲撃などにより審神者の生命に危険が及び、且つ執務室へと行くことが困難な場合は、審神者業務支援管狐(通称こんのすけ)が緊急避難ゲートとなる。すぐにこんのすけを召喚し、避難すること。
こんのすけにより緊急避難した場合、審神者は歴史保全省対策局審神者管理部緊急対応課へと転送される。その後の対応は本丸放棄の際と同様。
但し、審神者の咎により刀剣男士が造反した場合、こんのすけによって転送されるのは宮内庁監察局となり、当該審神者の運営する本丸の所属の刀剣は転送されず、即座に宮内庁監察局監査部と特別支援審神者が当該本丸へと赴き事実関係の調査を行なう。