貴下ますますご清祥のこと、お慶び申し上げます。
さて、この歴史保全戦争が始まってより146年が経過しております。
その間、戦況は一進一退。敵は未来から次々と兵を過去へと送り込み、この戦争はいつ終わるとも知れない状況となっております。
ゆえに皆様審神者様のお力はこの戦争の最重要の要でございます。
現世より離れ、隔離され、それでもなお、国民のために戦い続ける皆様には感謝の言葉もございません。全ての国民に代わり、厚く御礼申し上げます。
100年前より戦況は停滞しているとはいえ、この戦争を終結させることは中々に難しく、審神者様のお力により歴史改変を阻止し現状を維持するのが精いっぱいでございます。
何卒、国民を、この日本国を、ひいては世界を守るため、これまで以上にお力をお貸しいただきますよう、お願い申し上げます。
第13代 歴史保全大臣
冠城 勇人