1.本丸の施設
各審神者の拠点(通称本丸)は前線基地であるとともに審神者と刀剣男士の生活空間でもあります。本丸には3パターンあり、武家屋敷・城郭・寝殿造の中から選択出来ます。武家屋敷は母屋と別棟、城郭は天守閣・本丸御殿(・二の丸、寝殿造は寝殿と対屋で構成されます。なお、審神者が住まう本殿は武家屋敷では母屋、城郭は本丸御殿、寝殿造は寝殿または北の対屋となります。
生活空間でもあることから、電気・ガス・水道・通信機能は23世紀に準じたものが標準で設置されています。
- 時間遡行装置
- 本丸そのものが時間遡行装置です。そのため本丸内に時間遡行装置と呼ばれる施設・設備はありません。本丸内にいれば、審神者のの端末操作一つで出陣・遠征が可能です。なお、刀剣男士とそれに付随するもの(馬)しか時間遡行は出来ません。つまり、人間である審神者は時間遡行が出来ないのです。稀に自分も行こうとする者もいますが全て転移失敗しています(現世の創作物にある戦闘系審神者は飽くまでも創作です)。これは人間が時間遡行することによる歴史改変の可能性をなくすための措置でもあります。
- 鍛錬所
- 鍛刀を行なう場所。鍛冶の式神がいます。炉の数はデフォルトで2つですが、最大4つまで増やすことが出来ます(増設は有料)。
- 手入部屋
- 刀剣男士の手入れを行なう場所。手入れの式神がいます。審神者は式神に霊力を渡すだけで(手入れが始まると自動で式神に霊力が供給されます)自ら手入れをすることは出来ません。流石に素人の付け焼刃の知識で刀剣の手入れをさせることは出来ませんので、自身で行なおうとはしないでください。最悪刀剣破壊になります。手入れ個室はデフォルトで2つですが、最大4つまで増やすことが出来ます(増設は有料)。
- 刀装部屋
- 刀装を作成・保管する場所。
- 資材庫
- 玉鋼・木炭・冷却材・砥石を保管する場所。所有上限数は審神者の錬度によって異なります。
- 畑
- 内番のための畑。現世の約10分の1程度の時間で作物が育ちます。デフォルトでは救荒作物である甘藷と馬鈴薯を栽培していますが、畑を拡張し他の作物を育てることも可能です。
- 厩
- 主要任務達成報酬で得られる馬を飼育するための場所。飼育頭数が増えれば自動で拡張されます。
- 道場
- 刀剣男士が手合わせを行なうための道場。有料オプションでトレーニングルーム、水練場の増設も可能です。
- 大手門
- 本丸と政府施設をつなぐ門。設定により政府(歴史保全省庁舎)・万屋街・演練場・他本丸に繋がります。大手門を開くには4種の審神者の生体(瞳孔+静脈+声紋+指紋)認証が必要となります。本丸稼動後、外界から開かれるのは、審神者またはこんのすけが許可を出したときのみです。
- 審神者執務室
- 審神者業務の為の執務室。デフォルトでは和室で、政府支給の据え置き型パソコン(業務端末)、文机、書架が標準装備されています。なお、洋室への変更は無料。本殿内であれば場所を移すことも可能です。
- 近侍控え室
- 近侍である刀剣男士用の個室。デフォルトでは和室で、文机、書架、給湯設備が標準装備されています。なお、この部屋は執務を補佐するための部屋であり、生活スペースではありません。
- 審神者私室
- 執務室と扉で繋がっています。デフォルトは和室ですが、洋室に無料で変更可能。布団、箪笥、本棚、テレビが標準設置されており、女性審神者の場合は更に鏡台もついています。家具に関しては自身で購入することにより変更も可能です。また、ユニットバス・トイレも付属しています。なお、審神者の個室は非常事態時のシュルターになるため、強固な結界が初めから施されており、審神者が許可したものしか入ることは出来ません。デフォルトの設定は刀剣男士全員入室可となっています。また、緊急避難用として政府(歴史保全省庁舎)直通の避難口もあります。本殿内であれば場所を移すことも可能です。
- 厨房
- 最新のシステムキッチンが配備されています。厨房メイン戦力である燭台切光忠をはじめ火にトラウマのある刀剣男士がいるため、オール電化となっています。なお、刀剣男士が20振を超えた時点で申請すればキッチン→調理室並の広さの厨房へと変更することが可能です。
調理式神を使うことは可能ですが、出来るだけ審神者が調理を行なうことを推奨します。刀剣男士が増え、審神者のみでは難しい場合は刀剣男士と協力することを推奨しており、調理式神は飽くまでも審神者の体調不良など緊急時対応のみとなっています。なお、本御霊のご好意により、燭台切光忠・歌仙兼定・堀川国広・大倶利伽羅には調理スキルが高く設定されています。 - 広間
- デフォルトは50畳の和室ですが、洋室にすることも可能。なお、広間を公的な場(出陣指示や本丸運営会議的なもの)とし、普段の生活の集いの間として別に居間を設定することも可能です。
- 厠
- 刀剣男士用は馴染みのある和式。審神者の個室には洗浄機能つき便座の洋式トイレが付いています。なお、申請すれば、刀剣男士用も同様のものに変更することが出来ます。
- 浴室
- 銭湯のような大浴場。20人程度であれば一度に入浴可能です。浴槽は夜明け前に自動洗浄・給湯されますが、洗い場や脱衣所は審神者や刀剣男士が掃除をする必要があります。脱衣所には洗面台及び洗濯機置き場が設置されています。また、有料オプションで温泉化、露天風呂設置も可能です。
- 刀剣男士部屋
- 一人部屋から複数共同部屋まで好きに変更出来ます。デフォルトは6畳の一人用和室です。希望によっては洋室へと変更可能となっています。審神者業務用タブレットから配置及び間取りの変更が可能です。
- 納屋
- 畑に付随する設備。農機具などの保管場所となります。
- 離れ
- 有料オプションで増設可能。見習い研修生は本殿に住まわせないことを原則とするため、研修生受入本丸については無料で増設出来ます。なお、審神者が離れに住まうことは推奨されません。茶室・祈祷所・神楽殿などを設置可能です。
- 泉殿
- 寝殿造本丸限定の有料オプション。茶室・祈祷所・神楽殿を設置可能。
2.本丸のセキュリティ
八百万の神々の力によって作り出された、何処の時間軸にも何処の地域にも属さない亜空間に本丸は存在します。イメージとしては宇宙に浮かぶカプセルの中にそれぞれの本丸施設がある状態です。それぞれの本丸が独立しており、ゲートを通じて政府庁舎・演練場・万屋街・他本丸と繋がっています。これは審神者をテロリストの襲撃から守るための措置です。
本丸には標準で宮内庁神祇局陰陽部が施した不認識の結界が張られており、何処からも何者からも存在が認識されないようになっています。また、同様に敵意・害意のある者を入らせないための結界も展開されています。呪術的要素だけではなく、歴史保全省技術局考案のセキュリティシステムが設置されており、当該本丸の審神者、当該審神者所有の刀剣男士(顕現済みの場合。未顕現の場合は『物』扱い)以外の人型の生命体が大手門を通過することは出来ません。そのため、本丸に他本丸の審神者・刀剣男士が訪れる際には当該本丸の審神者が事前認証しておくことが必要となります。担当官・監察官など政府職員は政府側システムにて登録されています。
本丸の諸施設・設備は審神者の霊力により機能しています。審神者の霊力は本丸に登録されており、登録された霊力でなければ各本丸の設備・施設は正常に機能しません。つまり、仮に歴史修正主義者やその支援者に本丸を奪われたとしても本丸はその機能を果たさず、政府へと緊急信号が発せられることとなります。
3.本丸のメンテナンス
年に1度、時間遡行装置、結界、防衛装置のメンテナンスを実施します。その日1日は出陣・遠征は不可となります(時間遡行装置を調べるため)。メンテナンス日は歴史保全省技術局から事前通達(1ヶ月前)があり、当日は技術局員の他、宮内庁神祇局陰陽部の術者、不正防止のための神祇局監察部職員、審神者担当官が同行します。また、同時に審神者・刀剣男士の個人面談が監察部職員によって実施されます。これは閉鎖空間で生活する審神者のカウンセリングの側面も持っています。
4.本丸施設の増設
審神者の端末から申請すれば即座に反映されます。また部屋配置変更も端末の見取り図からドラッグ&ドロップで一瞬で可能。
刀剣男士部屋の増築は無料ですがが、茶室・祈祷所・神楽殿・泉殿などの有料オプションもあります。