制度概要
準審神者制度
審神者制度開始から数十年が経った頃、一部の利益に走る国会議員と審神者能力を持ちながら性格性向から適性なしと判定された候補生の馬鹿親がタッグを組んで無理やり通した法案により、地方公務員版審神者が誕生。
真面な役人や政治家、軍部からは当然ながら反対の声が上がった。国防は当然ながら国の仕事なのに、何故地方自治体が首を突っ込むのか!という真っ当な理由。
通常、審神者は18歳時点で適性試験を受けるように通知が行く(未成年者保護のため)が、実際には小学校・中学校・高校入学時にも適性検査が健康診断に組み込まれている。
審神者適性検査案内は歴史保全省から通知が行くため、通知後では地方審神者局(国府審神者局)が手を出せなくなるのでその前にスカウト(という名の強制徴集)をする→未成年審神者爆誕
歴保省の能力測定で審神者適性外とされた低能力者をスカウトという名の強制徴集→ブラック本丸への生贄
歴保省の適性試験案内は事前調査で適性に問題ありの対象者には届かない→漏れた能力ありに合格通知を出す→ブラック審神者・お花畑審神者爆誕
正規の国家公務員審神者を『審神者』と称し、地方公務員審神者は必要な教育も受けていないこと・能力が明らかに劣っており、審神者適性なしと判断されたものが任官されることから『準審神者』とし、歴保省及び宮内庁、護歴神社は彼らを『審神者』としては認めていない。
準審神者を管轄する国府は2次創作で言うところのブラック政府そのものなところが多く、寧ろ審神者制度や国・刀剣男士への信頼を壊すために歴史修正主義者が準審神者制度を作ったのではないかと思われても仕方のない状態。実際に国府の中には創設者にスパイも多数いる。そうでなくても、中央で出世できなくて出向した役人や中央を敵視する地方公務員も多く、何かと中央(政府や歴保省)には反発する。
準審神者に正しい情報を与えないために国府によっては本丸からの通信に制限を掛け、歴保省サイトなどに繋がらないようにしているところもある。
尤も、準審神者は基本的に『公務員で高給取り』『イケメンバラダイス』『公務員だけどニート出来る』といった認識だけで任官している者が多く、言われたことだけやるタイプが殆どで情報規制されていることに気付かない。
審神者と準審神者の違い
教育
審神者は最低限2年の審神者短大もしくは3年の審神者高等学校のどちらかを卒業し、見習い実地研修に合格して初めて国家資格である『審神者』となれる。
準審神者は各国府によって教育制度が違い、国に準ずる教育制度がある国府もあれば、初期刀を渡してこんのすけを配置して本丸に放り込むチュートリアルだけの国もある。
後者のほうが多く、歴保省から『必ず配布するように』と義務付けられている『審神者業務指南書』も都合の悪いところを削除した簡易版しか渡さない。(正規の指南書が124ページに対して国府版は28ページ)
認識
準審神者は自分たちが正規の審神者ではないことを知らないし、そもそも自分たちは国家公務員の審神者だと思っている。準審神者という存在も知らない。
審神者は準審神者制度についても知っているが、まさか各国府が二次創作のブラック政府状態であることまでは知らない。
日課
審神者は通常設定の日課が課される。
準審神者は各国府が設定した日課が課されるが、審神者に比べて緩い。そもそも準審神者には出陣ゲート=大手門なので、本丸と戦場では同一の時間が流れるため24時間フル出陣しても50戦闘も出来ない。
大体1戦闘に係る時間は30分から1時間くらいで、更に移動時間もあるため、一番難易度の低い函館でも出陣時間は1時間から1時間半くらいになる。
なので、大体の準審神者はギリギリ10戦闘が出来るかどうかといった感じ。
刀剣男士
審神者の刀剣男士は護歴神社に祀られている本御霊から分かれた分霊。ゲームそのままの能力値で極もある。
準審神者の刀剣男士は国府御霊から分かれた分霊で能力値は同じだが、国府によっては極が実装されていない。寧ろ極実装している国府のほうが珍しい。
準審神者の刀剣男士は少ない霊力でも顕現できるような術式がかけられており、能力値を削るわけにはいかないので、そのほかの部分が削られている。
そのため、準審神者の霊力の影響を受けやすくなっており、霊力の少ない審神者だと侮られ指揮官と部下ではなく、神と供物のような関係になることも多い。
霊力が多い場合は準審神者の性質を強く受け、傲慢だったり、恋愛脳だったり、お花畑だったりする。
さにわちゃんねる
審神者が使うさにわちゃんねるは宮内庁監査局が監修している。
準審神者のつかうさにわちゃんねるは準審神者が作り出したもの。セキュリティが甘く、一般人でも多少のスキルがあればアクセスできる。
準審神者は審神者のちゃんねるは当然ながら知らないが、審神者は準審神者の使うちゃんねるのことを知っており、そのセキュリティのザルさに慄いて、監査に通報。
結果、監査局が各国府に通達を出してセキュリティを強化した(=正規の審神者ちゃんねると同じ亜空間サーバーに移動したので、新規の一般人は入れないし見れなくなった)
演練・万屋
審神者の使う演練場・万屋街は全て城下町と呼ばれる異空間に存在している。その為、所属国が違っても交流可能で、城下町には政庁エリアもあるので役人との交流も可能。
準審神者の使う演練場・万屋は全国府共通で使用できる異空間にそれぞれの国府ごとに存在している。国府ごとに独立しているので他国府の審神者や役人との交流は出来ない。
国府と国御霊
国府
地方自治体の中の審神者管轄部門。真面なところもあるが、殆どは中央への反感だけで運営しているところが多い。
職員の中には中央からの出向である国家公務員もいるが、その殆どは地元採用の地方公務員。
だが、中には自分が地方公務員ではなく、国家公務員であると勘違いしている職員もいる(正確には勘違いするような教育をしている)。
国府御霊(くにみたま)
各国府にいる刀剣男士の源となる分霊。
通常の審神者の刀剣男士は護歴神社にいる本御霊から分かれた、『神』としての力を出来るだけ削いで主に忠実な刀剣男士となる分霊。
護歴神社が準審神者制度に反対していること、既に正規の審神者の許に万を超える分霊を降ろしていることから、負担軽減のため各国府に元となる分霊を降ろし、その分霊が更に刀剣男士として分霊を降ろすことにした。
国府御霊の依代はその国府の術者が鍛刀しそこに分霊を降ろしたが、術者の性質によって本御霊よりも傲慢で勘違いした国府御霊が多い。
本霊との兼ね合いで国府御霊が祀られている場所は本霊と接触できないようにされていることから、自分が分霊ではなく本御霊と勘違いしている国府御霊が多い。
なお、国府御霊の能力は神としての能力を削いでいるため、当然神隠しだったり神罰を与えるなんてことは出来ない。ただ、呪うことは出来るので(人間だって出来るから当然分霊でもできる)それを神罰と勘違いしている。
ついでに言えば、国府御霊の強さ<万年青・更紗木蓮の刀剣男士。大抵の真面な審神者の刀剣男士よりは弱い。