世界観

1.世界情勢

 基本的に21世紀と大きな違いはない。しかし、1民族1国家的なものが広がっており、中国やアメリカなどは小国に分裂している。また、国際連合は破綻し、それに継ぐ国際機関として『国際平和会議』がある。統一国家としての歴史が500年以上の国が理事国となっており、日本をはじめイギリス・スペイン・スウェーデン・リヒテンシュタインなど、西暦1700年以降国家形態が変わっていない国のみが就任可能。日本は明治維新を経ているが、天皇が国家元首という国際認識によって唯一1000年以上国家形態が変わっていない国と認識されており、世界最古の統一国家と言われている。因みに某隣国は中国歴代王朝との関係から半島の国家のほうが日本より関係が深いから自分たちの国が兄であるから敬え、弟である日本の1000年以上の歴史など認めないと阿呆なことをほざいていたが、国家の兄弟関係とか儒教思想に基づくものに過ぎず儒教国家ではない日本には関係ない。国家形態どころか国土規模も国境線も国家名も、そもそも構成民族そのものが変わっている特亜三国が連続性のある統一国家として国際的に認知されるはずもない。ゆえに元々世界から軽蔑の対象である某隣国の主張が受け入れられることはなく、国際社会で日本は紀元前666年の初代天皇が即位し3000年近くの継続した歴史を持つ国家として認識されている。

 歴史修正主義者による内戦は現在のところ日本でしか確認されていない。但し、歴史改変が世界中で起きているのに認識されていない可能性もあるし、内戦を国外には秘匿しているケースもある。

 実際のところは世界各国で歴史修正主義者は活動しているものの、日本のような異形を使った歴史改変はほとんどない。これは宗教観が関係していると思われる。また、現在の他国は日本ほど縦の時間軸での連続性(統一性)がないため、1000年を遡るような歴史改変の動きは見られていない。

2.時間経過

 ゲーム内において日付・時間帯というものは存在しない(景趣を変えなければゲーム内では昼夜の別もない)が、遠征や内番から時間経過という概念はあるものと想定。

 但し、人間の体は日の出・日の入り・昼夜の別がなければ不調を来たすため、現世と同様の時間経過が本丸内でもあるものとする。ゲームと違って景趣を設定していても昼夜という意味での時間経過はある(景趣を設定していると季節変化はない)。

 業務管理の側面から、本丸でも現世と同様のカレンダーが使用されている。

3.時間遡行

 時間遡行装置は政府の支援により民間研究機関が開発。その重大性により、管理は政府が行なっている。但し、開発が民間だったこともあり、情報の秘匿が完全ではなく、歴史修正主義者側でも独自の時間遡行装置を開発している。

 2103年に時間遡行装置が完成し、当初は歴史研究のためにのみ使用されていた。カメラ搭載ドローン(ステルス型)を飛ばして歴史を観察・研究していった。しかし、つぶさに観察できたことからこれまで以上に歴史人物や事象に感情移入をする者が現れ、それが歴史修正主義者へと繋がる。

 時間遡行装置開発当初は100年ほどを無機物が遡れる程度だったが、その後改良が進み、2205年には無機物であれば1500年、生物(有機物)であれば300年の遡行が可能となっている。そのため、1900年代までの歴史改変には陸軍(旧陸上自衛隊)特殊部隊が対応している。

 時間遡行実験は政府の管理下で行なわれ、まず無機物が送られる。その後、単細胞生物→植物→魚類→両生類→哺乳類と実験が進む。哺乳類は最初にチンパンジーまたはオランウータン(最も人類に近い類人猿)が送られ、最終実験は人間。この人間は必ず内閣官房長官が行く。当初、この人間は天皇陛下がご自身で行くことを望まれたが国民の大反対を受け断念、次に立候補された春宮も内閣総理大臣も反対され、内閣官房長官で落ち着いた。政府は『民間人が実験体になることだけは絶対に不可。政府の人間または開発者が行くべし』と主張し、それを通した。このことにより、日本政府に命を懸けて政治を行なう覚悟を持たぬ議員はいなくなった。

4.時間遡行装置

 2189年の歴史修正主義者との内戦(公称:歴史保全戦争)が始まって以降、全て政府管理下におかれている。政府に登録されていない時間遡行装置は歴史修正主義者のものという認識で摘発される。

 政府管理下にある時間遡行装置は開発局にある大本と本丸、研究機関(国立大学及び国立の研究所)にあるのみ。研究機関にある時間遡行装置は無機物しか遡行できないように設定されている。また、無機物であっても時間遡行する際には政府に詳細を申請、認可後・実施後に更に詳細に調査内容を報告する義務がある。

5.時間遡行システム

 2次創作でいうところの『ゲート』。本丸内に施設があるわけでもないので、ゲーム画面からの想像で設定。

 本丸内に居れば、審神者の端末操作一つで出陣・遠征が可能。ゲートなどの特別な施設は必要ない。但し、部隊編成していなければ不可能。

 つまり、本丸そのものがゲートであると考えることが出来る。そのため、大抵の審神者は執務室や大広間に部隊を集めて出陣・遠征に出発させる。帰還も同様で自動的に戻ってくる。帰還場所は審神者は指定でき、大抵は大広間に設定している。